2024年12月31日に放送される「ぐるナイ年越しおもしろ荘!ブレイク芸人登竜門で13組激突!!赤楚衛二&上白石萌歌」に芸人のネコニスズが出演することが決まりました。
ネコニスズは芸歴22年のベテランコンビ。
ボケの舘野さんと、ツッコミのヤマゲンさんによる実力派漫才師です。
もともとお笑いファンからは一定の評価を受けていましたが、赤ちゃんキャラを手に入れたことで一気にブレイクの兆しを見せています!
「気持ち悪い」と言われながらも人気急上昇中のネコニスズの漫才の魅力に迫っていこうと思います。
ネコニスズのプロフィール
ネコニスズは、タイタンに所属する漫才コンビです。
2012年結成、今年で芸歴22年を迎えるベテラン漫才師です。
現在は漫才をメインにしておりますが、結成当初はコント主体だったため、どちらのネタも持っているマルチなコンビ。
氏名:舘野 忠臣(たての ただおみ)
担当:ボケ(写真左)、ネタ作り
年齢:41歳
生年月日:1983年2月9日
出身地:群馬県
身長:174cm
体重:81kg
同期:かまいたち、河井ゆずる(アインシュタイン)、天竺鼠、バイク川崎バイク、藤崎マーケット等 ※NSC大阪港26期と同期扱い
大阪芸術大学で落語研究会に所属しており、後輩にはM-1グランプリ2019年王者のミルクボーイが居ます。
氏名:ヤマゲン(やまげん)
担当:ツッコミ(写真右)
本名:山元 康輔(やまもと こうすけ)
年齢:37歳
生年月日:1987年1月26日
出身地:大阪府
身長:173cm
体重:63kg
同期:金属バット、見取り図、メンバー等 ※NSC大阪港29期生
センス系漫才師が辿り着いた赤ちゃんキャラ
センス系と呼ばれる上手い漫才が持ち味だったネコニスズ。
芸歴20年頃までは、ボケの舘野さんが有名曲を歌い、ヤマゲンさんがツッコむという歌ネタ系の漫才をしておりました。
そんな彼らが芸歴20年を超えた頃にたどり着いたのは、キャラ芸のテッパンとも言える赤ちゃんキャラ。
ネタに円熟味が出てきて丸くなる人が多い20年という芸歴でありながら、突然のキャラ芸に走りだしたネコニスズですが、これが功を奏したようで2023年頃からジワジワと知名度と人気を上げています。
40歳を超えたロン毛男性の赤ちゃんキャラということで、舘野さんが「痛い」「気持ち悪い」という反応が多く、それについてヤマゲンさんがツッコミを入れるというスタイルの漫才が面白いと話題です。
キモキャラをいじるスタイルの漫才は、ノンスタイルやオードリーが得意としていますね。
彼らの功績もあり、お茶の間にも受け入れられた王道スタイルのひとつとなっています。
そんな舘野さんがウケているのは、ただのキモキャラで終わらない地力があるからだと感じています。
自身のことを「80,000g」と称する赤ちゃん風のワードセンスも光っており、さすがはベテラン!と地力と感じるところ。
加えて、舘野さん自身が「まだキャラに迷いがある」というのも面白さのひとつ。
実際、赤ちゃんキャラで人気が出ているものの、舘野さん自身が「赤ちゃんキャラを痛い」と感じているような言動は度々見られ、時々素に戻って恥ずかしがったり笑ってしまったりするところも面白いポイントです。
シーンに応じて都合良く素に戻る舘野さんにより、コンビでありながら3人組の漫才を見ているように錯覚してしまいます。
タイマン森本で魅力爆発
そんな舘野さんの面白さに、すぐにハマれると感じるのが、ほぼ同時期に結成したトンツカタンの森本さんによる人気YouTube企画「タイマン森本」に出演した動画です。
2024年の夏に投稿されたこちらの動画では、自身でも赤ちゃんキャラを痛いと感じている素の舘野さんと、赤ちゃんキャラがシームレスに切り替わるというワチャワチャを見ることが出来、まだ迷走している感じの舘野さんと森本さんの掛け合いが非常に面白いと感じています。
演技力にも定評の名ツッコミ
そんな、舘野さんの赤ちゃんキャラで注目をあびるネコニスズですが、「気持ち悪い」で終わらせないもう一つのポイントがヤマゲンさんによるツッコミだと感じています。
もともとツッコミに定評のあるヤマゲンさんですが、相方がツッコミどころの多すぎキャラに走ったこともあって、近年メキメキとツッコミの腕を上げているとの評判。
特に、相方の暴走や観客の反応などを見ながら、その場その場で最適なツッコミを判断しつつ、ネタの本筋にしっかりと軌道修正するような「縁の下の力持ち」的なツッコミを自然に行える実力派のツッコミ芸人です。
こういったテクニックは、自分たちで舞台を持っていて日々経験を積むことが出来る事務所の場合、最近では若手でも出来る芸人さんも多くなっていると感じます。
お笑いファンの間では「吉本の芸人は場慣れしている」と言われることが多いのもこの辺ではないかと感じます。
しかし、他事務所と比べてどうしても舞台数が少なくなってしまうタイタン所属で、まだまだテレビ出演も多くないにも関わらずこれだけの「場慣れ感」「臨機応変さ」を見せるヤマゲンさんのツッコミは非常に評価が高くなっています。
赤ちゃんキャラを立たせる演技力
また、ヤマゲンさんの演技力もネコニスズの魅力のひとつです。
特に漫才コントなどでは、違和感のない上手い演技をさらっとこなすことで、舘野さんの赤ちゃんキャラの異質さを際立たせている印象。
6つ下に双子の弟がいるヤマゲンさんですが、弟たちがお芝居の仕事をしていることでも知られています。
山元 駿(やまもと しゅん)
ヤマゲンさんの6つ下の弟。
俳優業の傍ら、クリエイターとしても活動しており、イラストやアニメーション等も手掛けるマルチな才能を発揮する。
映画「帝一の國」や「ファブル」などに出演。
山元 環(やまもと かん)
ヤマゲンさんの6つ下の弟で、山本駿さんとは双子。
映画監督をしており、2019年にYouTubeで公開したショートフィルム「ワンナイトのあとに」が300万回再生を達成。
ドラマ「今日も浮つく、あなたは燃える。」の切り抜き等はSNSで総再生回数4億回を超え、日本テレビやテレビ東京で監督を務めるなど、ヒットメーカーとしても知られる。
弟たちの仕事の関係もあり、映画出演経験もあるヤマゲンさん。
コロナ渦を機に兄弟3人でのユニット双ノ子’’(FUTANOGO)を結成したことも話題になりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
芸歴20年を超えてたどり着いた、原点回帰ともいえる赤ちゃんキャラでブレイク寸前のネコニスズ。
舘野さんの気持ち悪くもクセになるキャラクターは、何度も見たくなる魅力にあふれていますね!
ヤマゲンさんの臨機応変なツッコミや演技力が、赤ちゃんキャラの気持ち悪さを引き立たせていることも忘れてはいけません。
そんなネコニスズの2人が「ぐるナイ年越しおもしろ荘!ブレイク芸人登竜門で13組激突!!赤楚衛二&上白石萌歌」に出演決定!
気持ち悪さがクセになる、ネコニスズの赤ちゃん漫才を是非お楽しみください!
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