2024年12月31日に放送される「ぐるナイ年越しおもしろ荘!ブレイク芸人登竜門で13組激突!!赤楚衛二&上白石萌歌」に芸人のスクラップスが出演することが決まりました。
まだまだ知名度は低いスクラップスですが、おもしろ荘で一期にブレイクする可能性を秘めた3人組コント師です。
M-1グランプリ2024のファイナリストにも残った、双子漫才師のダイタクがイチオシしているトリオさんだそうです!
ニューヨークのYouTubeで披露した、唯一無二すぎるエピソードトークも話題です。
今回の記事では、まだまだ謎の多いコント芸人、スクラップスの魅力に迫ってみました。
スクラップスのプロフィール
スクラップスは吉本興業に所属する2016年結成のお笑いトリオです。
彼らの公式YouTubeチャンネルは登録者数309名、再生回数の最も多い動画でも1,000回未満ということで、まだまだ売れているとは言えない芸人さんです。
一方で、M-1グランプリファイナリストの双子漫才師・ダイタクの大(兄、ボケ担当)がオススメする芸人として、2024年2月には同じく芸人のニューヨークのYouTubeチャンネルに出演して話題に。
2024年末には、おもしろ荘への出演が決定するなど、じわじわと知名度と人気を獲得している3人組です。
彼らの魅力に迫っていく前に、メンバー3人のプロフィールをご紹介させていただきます。
※紹介は宣材写真の左→右の順
氏名:ヨシオちゃん(よしおちゃん)
生年月日:1981年6月18日
身長:175cm
体重:104kg
出身地:福岡県北九州市
趣味・特技:ソフトテニス
強面でコント内でもチンピラ役を務めることが多いが、実は気弱で面倒見のいい性格。
氏名:安藤陸(あんどうりく)
生年月日:1989年11月26日
身長:173cm
体重:58kg
出身地:福岡県北九州市
趣味・特技:マンガ、剣道
福岡吉本の素人オーディションにピン芸人として挑戦して合格した度胸を持っているが、東京NSCは友達が誰もできず話しかけてもらえなかったという理由で退学している。
氏名:サン北川(さんきたがわ)
生年月日:1988年7月25日
身長:166cm
体重:73kg
出身地:福岡県北九州市
趣味・特技:柔道初段、ピザ作り、肩甲骨でせんべいを割れる、即興歌作り、そろばん3級
ダイタクやニューヨークと言った先輩芸人に、「社会不適合すぎる」と言わせる奇人でありながらスクラップスのブレインとしてネタ作成を担当している。
福岡吉本から東京吉本に移籍したことも話題のスクラップス。
上京後1週間で緊急事態宣言が発令されるなど上京後も厳しい環境に立たされている彼ら。
おもしろ荘でつかんだチャンスをモノにしてほしいですよね。
サン北川が社会不適合すぎて面白い
そんなスクラップスですが、前述したニューヨークのYouTubeで語ったサン北川のエピソードが面白すぎると話題になっています。
スクラップスは元々ヨシオちゃんとサン北川さんがもう一人の相方を加えたトリオ形式で活動しており、相方が脱退するタイミングで安藤陸さんを誘ったというのが結成のきっかけです。
1.店長とアルバイトという関係で出会う
7歳も離れたヨシオちゃんとサン北川の出会いは、北川さんが大学生のころに働いていたバイト先でのこと。
ヨシオちゃんの父親はもつ鍋店のオーナーを務めており、ヨシオちゃんは跡継ぎ兼店長として働いていました。
そんなもつ鍋屋に、大学の柔道部から「手を付けられないやつが居るから教育してくれ」との依頼がり、部員であった北川さんを押し付けられるような形でアルバイトに雇ったそうです。
アルバイト中も遅刻やミスが多かった北川さんですが、面倒見の良いヨシオちゃんはそんな彼と仲良くなっていったと言います。
その後、もつ鍋屋は経営を続けることが難しくなり閉店、ヨシオちゃんは持っていた資格を活かして介護の道に進み、北川さんは大学卒業後に新卒として就職をしました。
2.木下大サーカスに就職するも、半年で仕事から飛ぶ
サン北川さんが大学卒業後に選んだ就職先は、なんと木下大サーカスの事務員。
任せられていた仕事は、ホワイトライオンの寝床用の木製チップを引き取りに行くこと、だと語っている北川さん。
アルバイト時代から遅刻やミスが多かった彼は、ここでも失敗を繰り返してしまったと言います。
挨拶の勢いで社長に頭突きをかまして階段から突き落としてしまったり、団員用の浴場でシャンプーを貸してくれた像使いのタイ人と揉めてしまったりと、常人では考えられないエピソードが多数飛び出してくる北川さん。
ちなみに、社長は階段から落ちたあとに「空中ブランコ経験者だから大丈夫だよ」と笑顔で許してくれたそうで、「めちゃくちゃ人は良い職場だった」と北川さんも語っています。
就職後も交流があったヨシオちゃんは、「遅刻したり会議中寝たらめっちゃ怒られるんですよ」と電話で相談されたと、北川さんのヤバさを暴露していました。
そんな失敗だらけの日々を送っていた北川さんは、半年ほどで職場に居づらくなってしまい休憩時間に逃亡。
その後、親身になってくれた部長さんと何度か話し合いを重ねるも退職することを決めて、一人暮らしのヨシオちゃんの家に転がり込みます。
3.ヨシオちゃん宅でも身勝手なサン北川
その後も遅刻や飛び癖が治らず、アルバイトを転々とし続ける北川さん。
ヨシオちゃんは家に住まわせながら、アルバイトの送り迎えなど面倒を見ていたと言います。
そんな中、北川さんと大学時代に同じ柔道部に所属していた同級生から、同棲中の彼女と破局して住む場所がなくなったと連絡がありました。
北川さんは、許可も取らずにヨシオちゃんの家に招き入れて3人での生活がスタート。
安藤陸さんが加入する前のトリオは、この同級生を加えた3人でやっていたそうです。
ちなみに、ヨシオちゃんは「部屋が余ってたんで」と相変わらず寛容な態度をとっていました。
4.上京後も相変わらずの無能っぷりを発揮
上京した現在も水道関係の会社でアルバイトをしているというサン北川さん。
通常3ヶ月の研修期間が半年経っても終わっていないと語っており、その間に個人情報関係のミスを2度も起こしてしまったとのこと。
会社は倒産危機に追い込まれており、上司も左遷されてしまったと言います。
このエピソードを聞いたニューヨークの2人からは「むしろ飛んでくれた方がありがたい」「ヨシオちゃんのもつ鍋屋が潰れたのもお前のせいやろ」とツッコミを入れられていました。
仲のいいヨシオちゃんは、元店長として見ると「社会人として終わってるけど、これを受け入れてくれるのが芸人の世界の凄いところ」だと語り、相方であり保護者的な視点でも芸人としての成功を願っているようでした。
パワハラ支配人のエピソードも強烈
そんな社会不適合すぎる奇人、サン北川さんを擁するスクラップスですが、福岡吉本から東京吉本に籍を移し、上京して活動していることでも話題の彼ら。
そんなスクラップスの福岡時代のエピソードも強烈だったのでご紹介させていただきます。
1.前身となるトリオ芸人結成について
木下大サーカス退職後、もともと興味のあったお笑い芸人の世界について情報を集めていたサン北川さん。
福岡吉本が主催している素人お笑いオーディションの情報を見つけ、当時一緒に暮らしていたヨシオちゃんと元柔道部の同級生を誘い、トリオで出場します。
5連勝の好成績を修め、福岡吉本に所属することとなりました。
しかし、同じタイミングで元柔道部の同級生が警察官に内定して脱退、ヨシオちゃんとサン北川さんはコンビとして芸人を志すことになりました。
2.同期として別のコンビを組んでいた安藤もなかなかの変わり者
一方で、後にスクラップスに加わる安藤陸さんもお笑い芸人を志す若者でした。
同じ福岡の出身でありながら、上京し東京NSCで芸人を目指すことを決めた安藤さん。
東京NSCに17期生として入学し、コットン、オズワルド、空気階段などと同期でお笑いを学んでいた安藤さんですが、友達が出来なくて誰にも話しかけてもらえなかったとのこと。
そんな境遇に辛くなったタイミングで地元福岡にも吉本があることを知り、実家に戻って改めて芸人を目指すことに決めました。
ヨシオちゃんたちが好成績を修めた福岡吉本の素人オーディションに、安藤さんはピン芸人として挑戦し見事合格。
ニューヨークの2人も「一番凄い事してるやん」と、その度胸と実力に驚いていました。
その後は、福岡吉本でコンビを結成して舞台に立つ日々を過ごしておりました。
3.パワハラ支配人に苦しめられる日々
芸人になったヨシオちゃんとサン北川さんはパワハラ気質の劇場支配人に苦しめられたと言います。
常に木刀を持ち歩き、芸人たちを威圧していた支配人は、彼らにマスクを被ってプロレスネタをやるように強要。
当時全然ウケていなかった2人は、全くプロレスの知識もないままネタと称して、舞台上でプロレス技を掛け合っていたそうです。
しかし、相変わらずお客さんからの反応はイマイチだった彼ら。
1年間頑張ってみたものの、全然ウケない、活動を続けても顔が知られない、身体も壊してしまうという三重苦から、支配人に「マスクを脱ぎたいです」と直談判しました。
しかし、パワハラ気質の劇場支配人は却下。
その後、東京から営業で来ていた天竺鼠の川原さんに相談したところ「すぐに辞めるべき」だとアドバイスを受けたそうで、その旨を支配人に再び相談。
そして、またしても却下。
そんな状況に2人は苦しめられていたそうです。
4.状況を打破するために現在の3人体制に
そんな中、安藤陸さんのコンビが解散したことをきっかけに、ヨシオちゃんとサン北川さんが声を掛けます。
声をかけた理由としては「トリオになることで芸風を変えたいから」とのこと。
しかし支配人の意志は固く、安藤さんをレフェリー役としてプロレスネタを続けるように指示をしました。
時代錯誤すぎて、もはやコントのような意固地な支配人には、話を聞くニューヨークもついつい爆笑。
この機会を逃すわけにはいかないと、なんとか自分たちのスタイルを確立していき、プロレスネタから脱却していったそうです。
5.テレビ出演を夢見て上京
そして現在、東京に進出したスクラップスの3人。
地元福岡のテレビで、ローカル番組に出演できる芸人は「小綺麗で朝の番組にも出れるようなルックス」が求められているよのことで、ネタ作成者でもあるサン北川さんの提案で東京進出を決めました。
一方、見た目に似合わず弱気なヨシオちゃんは「なんの結果も残していないのに…」と最後まで反対しつつも、結局は北川さんに流される形で上京したそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、おもしろ荘出演で注目を集めるスクラップスの面白エピソードをまとめてみました。
社会人としては「終わってる」と評されるサン北川さんが、ネタ作成や上京の提案をするなど、お笑い面で引っ張っていってるのも面白い個性ですね!
ネタはさることながら平場でのエピソードトークが面白く、先輩芸人からも太鼓判を押されているスクラップス。
おもしろ荘ではネタに加えて、スタジオでのいじりも魅力になっているので、スクラップスにとっては面白さを知ってもらう絶好の機会だと言えそうですね!
2024年12月31日に放送される「ぐるナイ年越しおもしろ荘!ブレイク芸人登竜門で13組激突!!赤楚衛二&上白石萌歌」でのスクラップスの活躍を、是非お楽しみに!
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