最近、YouTubeを見ていたら投資の広告が流れてきました。
そこには「月曜から夜ふかし」で人気者となった株式投資家の桐谷さん(桐谷広人)が映っていました。

自転車で爆走する方ですよね
そんな桐谷さんの投資セミナー広告なのですが、いくつか気になる点がありました。
ネット上でも「詐欺ではないのか」「本人許可を取っているのか」と議論が交わされているようです。
今回の記事では、そんな桐谷さんのYouTube広告について調べてみましたので、是非最後までご覧ください。
桐谷さんの広告の気になる点
AI音声が使われていると考えられます
まず、この広告を見て気になる点としては音声でしょう。
声質としては桐谷さんのものに似ていますが、桐谷さん特有の早口ではないのが違和感を感じます。
また、投資家を「とうしいえ」、以下を「いもと」と読み上げていることからも、こちらの音声はAI生成ではないかとの見方が高まっています。

AI音声を使っているということで、本人許可はとっていないのではないでしょうか
実際にサイトに飛んでみた
安全性が保証できないため、具体的なリンク等は控えさせていただきます
少し気になったので、YouTube広告からサイトの方に飛んでみました。
飛んだ先の内容としては、以下のようなものでした。
桐谷広人のLINEアカウントを友だち追加し、特定のメッセージを送れば優良株の情報を貰える

副業に興味がある身としては気になる内容です。
ただし、このサイトには少なくとも2点の要注意ポイントがありました。
セキュア対応されていない
URLがhttpsで始まらないものは、セキュリティリスクが高い可能性があります。
インターネット上で通信を保護するものの1つにセキュアというものがあります。
分かりやすいところでいうと、URLの先頭がhttpsなら対応されており、httpなあ非対応ということになります。
今回、広告から飛んだサイトにはセキュア対応がされておりませんでした。
Google Chromeのセキュリティも、怪しい可能性のあるサイトとして警告を出してきました
ひと昔前ならまだしも、令和の現代においてセキュア対応されていないサイトというのはセキュリティリスクが高いと言わざるを得ません。
今どき、個人のブログであってもセキュア対応されていることがほとんどなので、企業や著名人のサイトがセキュア対応をしていないというのは、ちょっと考えにくいことです。
運営元の記載がない
流し読みでもプライバシーポリシーは目を通すべきです
次に、サイト内に運営元の会社名が書かれておりませんでした。
ヘッダー(ページ先頭)はもちろん、コピーライトの表示もありません。

義務ではないものの企業サイトとしては違和感があります。
さらに、ページ下部にプライバシーポリシーがあったにですが、プライバシーポリシー内にも会社名は書かれておりませんでした。
プライバシーポリシー内では「当社」という指示語のみで書かれておりました
あえて会社名を伏せているのか、それともテンプレート等からコピペしてきたのかは分かりませんが、いずれにしても怪しいものだと言えそうです。
中にはプライバシーポリシーがあるから大丈夫、と考える方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。
プライバシーポリシーとは「プライバシーを守ります」という意味ではなく、「私たちはプライバシーをこう扱います」と宣言するものです。
極端な話ですが、プライバシーポリシー内で「個人情報は一切守りません」と明記してあったとしても、それもひとつの「ポリシー」なのです。
友だち追加(申込)をするとどうなるか?
登録前に別ページに遷移したのが怪しかったので、途中で引き返しました。
怪しい要素はあるものの、まだ詐欺だと確定したわけではありません。
私は、次に友だち登録ボタンを押してみました。

皆さんはマネしないように
すると、LINE登録ボタンのある別なページに遷移しました。
しかし、LINE追加であれば先ほどのボタンから直接リンクを貼ることも可能ですので、何かしらの計測をしている可能性もありそうです。
ちなみに、パソコンで同じボタンを押したところ、404 Not Foundのエラーページに飛びました。
さらに進むこともできそうでしたが裏で何が起こっているのか分からなかったため、ここまでで止めることにしました。
今のところお金が請求されるような気配はなかったです。
ただし、LINEを追加してしまった場合、LINEには電話番号や連絡先、人によってはクレジットカード情報なども登録されています。
付与するアクセス権限次第では、大切な情報が抜き取られてしまう可能性もあるのでご注意ください。
まとめ
今回の調査で、YouTubeに流れてくる桐谷さんの投資広告についての怪しい点をまとめてみました。
・漢字の読み方を間違っており、AI音声の可能性が高い
・セキュア対応がされておらず、セキュリティ面に不安が残る
・サイト内、プライバシーポリシー内に会社名が明記されていない
・LINE登録の遷移手順に違和感がある
詐欺という断定はできなかったものの、怪しい要素は多数見受けられました。
桐谷さんは一般人とはいえ、テレビ出演機会も多く数多くの企業に投資を行っている方ですのである程度のセキュリティ意識はお持ちかと思います。
そのような方の広告としては怪しい点が多すぎますし、本人許可を取っているのならAI音声を使う必要もないかと思います。
最終的には自己判断となりますので、本記事の内容が皆様の参考になれば幸いです。
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